STEP 3 方向性の決定 その3

 

パターン③中古住宅を購入して自分好みにリノベーション

 このパターンは、新築以外のところにも目を向けるという考えになるよ。

今、このパターンがどんどん増えてきてるから、一応説明するね。

 

メリット

・新築よりも価格が安い

・既存の建物が既にあるので、イメージを掴みやすい

・土地も一緒に購入できる

・建物解体の廃材が出ないのでエコ

 

デメリット

・あくまで中古

・購入前にしっかりとした調査をしたほうがよい

・間取りの変更などで、構造上できないこともある

・業社によって技術力やデザインの提案に差が出やすい

 

新築を建てる時、前に建ってた建築物を解体してから土地を売ったり、

建て売りしたりするんだけど、このパターンでは、まず解体費が発生しないから

当然その分安くなってくる。

そして、中古住宅でも、ある程度しっかりとしている建物だったら、

基礎や柱、梁なんかはまだまだ充分使えるというのが意外に多い。

だったら解体せずに内部の間取りや外観をきれいにすればほぼ新築に近い

建物になってくるよ。

マンションだと鉄筋コンクリート造だから、梁や柱などは変えられないけど、

オリジナルの間取りに変更ができるから自由度はかなり高いね。

 

中古住宅を購入する場合、まず不安なのが現状。

漏水(雨漏れや配管関係)、白アリなどの被害がないか、まず購入前に

調査をすることが前提になってくるから、専門家立ち合いでの購入前の

内覧は必須事項だし、場合によっては破壊検査といって壁などを一部

壊して内部の状況を確認する手順が必要になってくる。

売主によっては破壊検査はNGという場合もあるから、そこは要確認。

 

既存の建物を改装する場合にリフォームという言葉をよく使うけど、

中古住宅を新築そっくりにする場合、内部をスッポンポンにしてしまう場合もあって、

この状態にしてからのリフォームをスケルトンリフォーム(リノベーション)って言うんだけど、

今ある天井・壁・床をスケルトンにしてしまえば、木造であればかなり自由に

間取りの変更はできるし、耐震性能も充分高めることができるから、

内部改装後の中古住宅より、改装前の安い中古住宅の方が断然おススメ!

 

これからの時代、エコで低価格が主流になってくるだろうから、このスケルトン

リフォームがどんどん増えてくると思うから、絶対に新築!ではなく、

質のいい中古住宅を改装するという方法も視野に入れておいた方がいいよ。